走るとお腹が痛い原因は横隔膜だけではない?予想外の原因が判明!!

こちらの動画でも解説をしているので、見てください!
- 走るとお腹が痛くなります
- 走るとお腹が痛いのはなぜですか?
この記事を読んでいるあなたは、走っている時のお腹の痛みで悩まされた事が多いと思います。
走っている時にお腹が痛くなると、走れなくなってしまうので困りますよね・・
でも大丈夫です。
当たり前ですが、走るとお腹が痛くなるのには原因があります。
そして、この原因がわかる事で対処法もわかるため、あなたがお腹が痛くなることは防げる可能性が高いです。
この記事では、走るとお腹が痛い原因だけでなく、実際にこの場でできる予防法も解説をするので、実際にやってみていただき効果を感じてみてください。
走るとお腹が痛くなるときに考えられる事
そもそもですが、走るとお腹が痛いと言っても、人によって痛くなる場所は違います。
- 右のお腹が痛い人
- 左のお腹が痛い人
- みぞおちが痛い人
- 右の脇腹が痛い人
- 左の脇腹が痛い人
そして、この痛くなる場所によって、対処法も変わってきます。
なので、走るとお腹が痛いと言っても様々なタイプがあるため、あなたが痛いのはどこなのか?をはじめにはっきりとさせておきましょう!
ちなみに、走るとお腹が痛い原因は以下の内容があります。
- 横隔膜
- 肝臓
- 腹膜
- 脾臓
- 胃
- 腸のガス
これも痛くなる場所によって違いますし、対処法も違うので、これから書かれている記事をしっかりと読んで理解してください。
走ると右のお腹が痛くなる原因
走ると右のお腹が痛くなる原因は2つあります。
- 横隔膜
- 腹膜
1.横隔膜
走ると右のお腹が痛い原因の1つ目は横隔膜ですが、横隔膜が痛みを出していることについて説明する前に、右の脇腹には何があるのか?について説明していきます。
まず、右のお腹には肝臓や胆のうなどの臓器があります。
肝臓は人間の内臓の中で最も大きな臓器であり、重さは成人男性で1200~1400g、成人女性で1000~1200gなので、そこそこな重さがあります。
そんな肝臓の役割は3つあり、
- 物質の代謝
- 解毒
- 胆汁の生成
をしています。
簡単に説明しますと、肝臓は食べ物を食べた後に働きが活発になる内臓です。
右のお腹が痛むメカニズムに話を戻しますと、走ることによってこの重い臓器達が揺れます。
でも、肝臓が揺れるだけでは、別に何も問題は起こりません。
しかし、肝臓の上にはすぐ横隔膜があり、これらは繋がっているんです。
そのため、肝臓が揺れる事で繋がっている横隔膜も引っ張られてしまい、痛みを出すということが考えられているのです。
さらに、走っているときは、呼吸を激しくしたりするので、余計に横隔膜が刺激されている事も要素の1つと言われています。
ちなみに、肝臓は右にしかないめ、右の脇腹が痛むときは関係している可能性が高くなります。
2.腹膜
右のお腹が痛くなる2つ目の原因は、腹膜です
腹膜とは文字の通りで、お腹を包んでいる膜です。
わかりやすくいいますと、お腹の空間を作っている膜になり、腹腔の中にはいろんな内臓があります。
その中に肝臓などもあるのですが、食後になると肝臓などの臓器は活発になる関係でたくさんの血液が流れてきます。
つまり、食後の肝臓は普段より重くなっていることが考えられます。
その状態で走るので普段以上に揺れやすくなり、すぐ近くにある腹膜にぶつかったり擦れたりします。
それが走った時に右のお腹の痛みに関係しているのではないか?と言われています。
走ると左のお腹が痛くなる原因
左脇腹が痛くなる原因は3つ考えられています
- 脾臓の痛み
- 胃の痛み
- 腸のガス
1.脾臓の痛み
左脇腹には脾臓という臓器があります。
脾臓は握りこぶしくらいの大きさで、お腹の左側・肋骨のすぐ下にあり、血液をため込んだり全身に血液を送り出す役割をしています。
脾臓が痛みを出すメカニズムを説明しますと、食後には消化吸収のために多くの血流が必要になるため、脾臓が収縮して脾臓に貯めている血液を消化吸収のために送り出します。
それと並行して、走る事によっても全身で多くの血液が必要になります。
そうなるとかなりの血液が必要になるため、食事や走る事はどちらも脾臓に急激に負担をかけることが想像できそうですか?
そうです!
食事と運動のダブルパンチによって脾臓に急激に負担がかかるため、左のお腹が痛くなるといわれています。
2.胃の痛み
先ほど食後には消化吸収のために血液が必要になることを説明しました。
もちろん胃も食後には活発に働く臓器なので、たくさんの血液を必要とします。
しかし、運動によって必要な血液が筋肉にたくさん流れてしまう事で、胃には血液が送られにくくなり機能が低下してしまいます。
そんな状況なので、胃の中に残っている食べ物が消化不良になり、胃が痛みを出している可能性があります。
それが左のお腹の痛みである事が考えられます。
3.腸内のガス
大腸の左側には、鋭い角度で折れ曲がっている場所があります。
また、腸内にはあちこちにガスが溜まっているのですが、走ることによって全身が揺さぶられ、大腸のあちこちにたまっていたガスが、この鋭く折れ曲がっている場所に集まってしまうと言われています。
本来ならば腸が動く事でガスも移動するのですが、走ると血液が筋肉優先になってしまうので、腸の動きは悪くなってしまいます。
そこで、腸の左側に集まってきたガスが刺激する関係で、左のお腹に腸がねじられるような痛みが出るのではないかと考えられています。
走ってもお腹が痛くならない予防方法
まずここまでを一旦整理しましょう
右のお腹が痛くなる原因は、横隔膜や腹膜に刺激が入ることが考えられました。
左のお腹が痛くなる原因は、脾臓への負担増加や消化器系の機能低下でした。
ここまで原因が絞れてくれば、お腹の痛みの予防方法も明確になってきます
なのでここからは予防方法について話していきますので、ここからの話が1番重要な部分になります。
なので、気を引き締め直して読んでいただければと思います。
具体的な予防方法
両方の脇腹が痛む原因をまとめると、
- 横隔膜や腹膜への刺激
- 脾臓の負担
- 消化器の機能低下
なので、これらについて対策をする必要があります。
横隔膜や腹膜への刺激
横隔膜や腹膜への刺激に対しては、ストレッチやマッサージが有効です。
横隔膜や腹膜は膜であるため、ほぐしたり動かす事で柔らかくすることができます。
柔らかくなる事で刺激を受けにくくなるので、走ってもお腹の痛みを出しにくくなるという考え方です。
ストレッチやマッサージについては、こんな感じでできると効果的です。
ストレッチは右手を上げて右の脇腹を伸ばしたり、体をひねったりするのが効果的です。
マッサージは右のお腹〜脇腹にかけてすると効果的です。
脾臓の負担
脾臓は血液が必要になるときに働くので、なるべく急に血液が必要になる状態を作らないことが有効的です。
特に運動や食事は大量の血液を必要とするため、急に始めるのは脾臓の負担になります。
つまり、食事も時間をかけてゆっくりしたり、運動もゆっくり始める事で、急激に脾臓に負担がかかる事も無くなります。
なので、特に運動の方はゆっくり始めるようにして、お腹の痛みを予防しましょう。
消化器の機能低下
基本的に、消化器への負担を考えると食後1〜2時間は走らない方がいいですが、なかなか難しいので食べるものを工夫しましょう。
なるべく消化しやすいものにする事で、お腹の負担を減らすことができます。
また、急に食べる事もお腹の負担になるので、早食いをせずにしっかり噛んでゆっくり食べるようにしましょう!
そうする事で消化がしやすくなるので、消化器への負担を減らすことができ、走った時のお腹の痛みを軽減する事ができます。
こちらの動画でも解説をしているので、見てください!